Solo-者日記
『コミケ64レポート』

今年の夏コミもお疲れ様でした。

今更さらながらコミケレポートでも書いてみようかな〜と思い立ってみたのですが、激しく遅いですね。
でもまぁ、あの熱かった暑かった夏の日の想い出とでも思って下さい。

DIARY

2003/8/13



a-track』綺音裕さんのリカヴィネの本の〆切がこの日の晩だったのだが、ネタがギリギリまで思い付かずバイト中にネタを考えて帰宅してから執筆。そうしてる間に羊一氏が夏コミの新刊コピー本の原版の出力にやってくる。人の前で原稿を製作してる所に見られるのは前までは嫌だったのだが、今はわりと平気みたいだ。というかそんな事云ってる時間がないか。羊一氏が帰った後ホエホエ氏がこれまた夏の新刊コピー本の製本に来宅。「京都のおいしいラーメン屋さん」ってフルカラーの赤字本をコツコツ折って製本。その作業をはた目で見つつ、リカヴィネ本の原稿が〆切を2時間ほど破って完成。素材よりもレイアウトに手間がかかった。こういうレアウトを一発で決まられるセンスが欲しいところ。
朝になっていつの間にかホエホエ氏が帰宅。
知り合いが次々とコピー本とはいえ新刊を完成していくのに焦りを感じたり。新刊CG集の塗りが終わってないのがまだ8枚以上あり。やっぱり8月に入ってからの準備開始じゃ遅いか。


2003/8/15



バイト先が盆休みに入ったので帰省もせず夏コミ準備に勤しむ。と云いつつ自分をあまり追い詰めないように、塗りたい順に作業していく。
そろそろジャケットの方も印刷しないといけないので、そのデータを作りつつhtml仮組み。12枚目の塗りを終わらせてた時点でカラー出力のためにうに君宅へ。ところがプリンターの調子が悪くきちんと色が出ない。急遽ホエホエ氏の家で出力。ついでにPOP用の絵もデータを作って出力。
そろもんKはMac使いなのだが、WindowsでMacで作ったファイルを見ると色が若干うすく見えるみたいで出力してみたら、やっぱり白っぽい。ホエホエ氏のマシンで色補正しつつ出力作業をしつつTVでやってた「仄暗い水の底から」を観賞。ホラーなのだが噂通りのロリな作品でした。
深夜までかかってカラー出力完了。帰宅後、原画コピー本の原版作り。そのままキンコスへ行き、ジャケットのカラーコピーとコピー本の印刷。気付いたら朝でした。


2003/8/16



仮眠を取ってから最後の一枚いとこを塗ってhtml本組み。CD-ROMの焼用データをつくって昼ごろ、うに君宅へ行きROM焼きを手伝ってもらう。その間にコピーしたジャケットの裁断作業。今回のCG集はオマケの容量が大きめだったのでうに君のマシーンでも焼きに時間が掛かるみたいで、一旦帰宅してCD-R半分を持って帰って焼き作業。単純作業な上に焼き時間の間隔が微妙なので他の作業ができないのは辛い、というか忙しいのに暇を持て余す感じが嫌だ。
なんとか焼き作業も終わり出発準備をしてうに君宅へ。さてすぐ出発と思ったら、実はうに君が無料ペーパーを製作していたのでした。プリンターの調子が悪いので、うちでレーザー出力することに。データは先にメールで送ってもらい、急いで帰宅。30分でレイアウト&出力。
出発が少し遅れ気味になったので宿泊先のホテルと現地で落ち合う羊一氏のTEL。乗車した新幹線は帰省ラッシュで乗車率100%超え、名古屋から何とか席に座れる。静岡あたりの豪雨で少し遅れたみたいだが、8時半ごろ東京入り。
って東京寒ッ。夏とは思えない気温じゃ。しかも雨振ってるし。9時前に宿泊先の両国のホテルにチェックイン。部屋は二人部屋を無理矢理3人寝れるようにした仕様でいつものシングルの狭さから云ったら断然広くて良い感じ。避難路の確認とかしてると、机のプレートに気付く。

その名も『煙草の火の物語』

…注意書きの文としては起承転結がキチンとしてて面白過ぎますが。この文章のどこにも「注意して下さい」という警告が含まれてないのが不思議と云うか。あとサービス案内の冊子に挟んであった便箋とボールペンと「どうぞ、御利用下さい」という勧め文。…なんか遺書を書けと言われてるみたいだが。と思い出したら急に恐くなってきた。6階の部屋なのに格子もない開閉自由の窓も自殺を推奨してるみたいだ。

「国技館も良く見える格子のない窓」

何かあったんじゃないか、このホテル。宿泊費も聞いてたのより更に割り引かれてるし。

しばらくしてやっと羊一氏も両国に到着、部屋に荷物を置きに行ってる間に飯屋を探索。とその前に傘を購入。晩の9時を過ぎてるためほとんどの店が終わりがけのところ11時までやってる回転寿司屋に入り、遅い夕食。ビンとろが100円皿のくせに思いのほか美味しかったのが予想外。疲れがあるのか食欲あまりなし。元気があったらちゃんこ屋でもよかったかも。
部屋に戻ってからはコピー本の製本作業とCG集の梱包作業。AVチャンネルが無料だったので延々そればかり見ながら黙々と。羊一氏が色々女優の感想を言ってたような気もするが。やっと新刊準備が終わった後で風呂に入りコミケカタログチェック。もう眠いのと疲れでどこにどのサークルが来てるか良く分かってないまま、その割にじっくりチェック。
AM3時頃に就眠。明日が本番だ。



2003/8/17



コミケ64三日目当日です。
両国から出発は初めてなので少し早めに起床を設定してたが、朝にシャワーを浴びてた羊一氏のおかげでより早く起きられた。昨日買って食してなかったパンを食べつつ出発準備を整え、ホテルをチェックアウト。雨は上がってたが天気はあまり良くない。昨日買った傘がいるのかいらないのか微妙な天気だ。
行きし羊一氏の売り子が昨日の豪雨の影響で電車にうまく乗り継げないと連絡を受け、その待ち合わせが微妙になる。東京の地理に不馴れな羊一氏が「どうしましょう?」というので逐一こちらの現在位置を報告して誘導していくように提案。ってボクも東京は全然詳しくないんですが。とりあえずJR有楽町駅まで自力で来てもらって、あとは携帯でナビしかないでしょ? と思ったが有楽町から交通アクセスが地下交通が多いので不安が過る。が、うちの売り子さんではないので最終的には羊一氏の判断に任せる。新木場当たりで、うまくこっちに売り子さんが向かってるとわかったので、我々はりんかい線でビックサイトへ。国際展示場駅でまだ追い付いてない売り子さんを待つため羊一氏と別れる。
駅を出てから会場に入るまで誘導の関係で結構並び、ヘトヘトに。しかも並んでる間にお腹の調子が悪くなりスペースに着いた途端、トイレにダッシュ。多分今朝のパンが悪かったと。トイレでも案の定並び、そのあいだにうに君がスペースの準備をしてくれる。
目の前のスペースがあじまるさんの『ぷっち〜ず』でした! 久し振りの拝顔、しかもオフセの新刊と僕がコンプ出来てなかったリカヴィネのパジャマの差し入れが! うわぁ、マジ嬉しい! 思わずはしゃいじゃいましたよ。

そんなこんなでコミケ64三日目が開場〜。
「今回は買いに行ってくる!」とうに君が買い物部隊に志願してくれたのですが、近所のスペースを回ってくるだけで「ま、迷いそうだ」としんどそうに一言。「…反対の館行ってくる」の言葉にはもう生きて帰って来ないのではないか、と不安が過る。
んで僕は売り子だった訳ですが、久々に自分のスペースにいたので色んな人が来てくれました。スケブ頼まれたり、ご本貰ったりと嬉しいことづくし。おジャ卒イベントで出した「いとこ」本は思わぬ反応があるみたいで、通販で買ってくれた方が報告に来て下さったり。あと恥ずかしげもなく書いてたリカヴィネトレードの記事はみなさん気にしていたらしくて「コンプできましたか?」と訊ねてくれる人もたくさんいました。訊ねて下さった皆さん本当にアリガトウございます! ただ、当日朦朧としてのか誰が来てくれたかちゃんと憶えてないんです、…ごめんなさい。雅(n)さんとか一回来て下さいましたよね?

新刊のCG集『わきっぽ2』なんですが、なんとか完売できました。と云いつつ50部ほどしか持って行けなかったんですが。売ってる最中に次々減ってくのに気付かないで、ふと見た時CG集の積んだ高さが全然ないのにびっくりして「いつの間にこんな無くなった!? もしかしたら間違えて多く渡してる!?」不安と混乱しましたが数確認したら間違いではありませんでした。あと売ってる最中に後ろから「一部下さい」って声かけられたのは驚きました。思わず「どこのサークルの方ですか?」と失礼にも尋ねたら「これ、どうぞ〜」とCG集をもらっちゃいました。見たらサークルVOLVOXさんの『どれみの実』でした! う、ずっと前から欲しいと思ってたCG集じゃないか! うわぁ〜大感激です! というか来てる事にすら気付いてないとは不覚。

しばらくしてうに君はヘロヘロになって帰還。「そろもん君は毎年こんな苦労してエロ同人誌買いに行ってるんですか?」と尊敬と呆れた目をするうに君。「いやいや、本当の買い専の方はこんなじゃないですよ、きっと」とさり気なく自分の程度を低めに見せてみたり。
うに君が戻ってきたので、今度は自分が買いに出るも、完売や欠席やらで買えないのもチラホラと。でもうに君が先行して買ってくれた分もあるのでまぁまぁ満足。ただ今回も「金だけ払って本を貰ってない」って行為をしちゃいました。…うぅ買ってると思ってた分だけ悔しさ倍増。
あと献本しにいったところの殆どが本人不在で申し訳です。本だけ置いてくのは迷惑かな〜と思いつつ、軌跡だけ残していきました。ほんと御免なさい。

売り物もなくなったので3時頃に撤収。
帰りに頑張って西館のごまさん『松ヰ屋』のところへ挨拶に。…西館って遠いね、着いた頃に閉会のアナウンスと拍手聞いちゃったよ。

会場を4時ごろには海上バスでビックサイトをあとに。今朝の腹痛が堪えたのかイマイチ体調がすぐれないのを見兼ねて、うに君が胃腸薬をくれる。お陰で少し持ち直し東京駅で食事、八重洲地下街の伊勢丹プチモンドのドリアは美味しかったです。食事しながら反省と云うか感想を言い合い、今回が良い刺激になったと個人的総評。

新幹線は帰省ラッシュだったが、そんなに苦労せず席確保。10時頃には京都に到着。うに君宅で売り上げ計算と戦利品分配と精算をして早々に帰宅。翌日は早速仕事なのですぐ就眠。お疲れさまでした、と

とまぁ今回のコミケのレポートなんですが、ここまで遅くなる忘れてることも多いので、多少事実とはズレてると思います。あと来て下さった皆さんには本当に感謝してます。話し掛けて下さった方々、変なリアクションばかりしてたと思うんですが、これに懲りずにまた話し掛けて下さいね。

最後にここまで駄文読んで下さって有り難うございますw